全力で奉仕して~コオロギのこと~
2012.09.14 22:28|徒然日記|

コオロギがYOGA教室のベランダに来て早1週間・・
一時は声が小さくなったかと思いきや、昨日はとても大きな声で全力で鳴いていました。
それはもうエコーがかかっているくらいに

それを聞いているとき、凄いな。私には出来ない!冗談で言ってたけど本気だった。
だって朝から晩まで全力で当てもなく全力で鳴いているんだもん

ただそれだけを全力で!
本来コオロギが鳴くのは求愛のために鳴いているのだけど、ここには本人しかいない 笑
それなのにこんなにも15階まできて大きな声で全力で鳴いているときうことは・・
なんだかその思いにとても感動しました。
YOGA教室ではバクティヨーガの修行でマントラがあります。
神聖なる音を唱え続けること
このコオロギさんも ただ鳴いて ただ子孫を残し ただ食べて出す人生を辞めたい!とここに庇護を求めて来てくれたのかもしれない

そう考えたら、この全力の鳴き声がほんとに心を打つのです。
昨日も生徒さんとコオロギの話になり 笑
TV番組でもコオロギを取り扱っていたようで、どうやら夏に鳴いて相手を探し子供を産み終えたら命が尽きるそうです。
このコオロギさん・・覚悟きまってるのね。 ますます感動しました。
欲望に身を捧げるのではなく、本当に意味のある道を選んだんだね。
一時は私もコオロギとしての幸せを考えてしまったこともありました。
ご飯もないだろうし、一人ぼっちだし、ここでずっと鳴いて命尽きるより、もっと仲間がいるところに行ってご飯も食べて、子を産んで去ったほうが幸せなのではないか。
夜の散歩中 鈴虫やコオロギがたくさんいる原っぱを通って思った。
でもそのときに神様のことも思った。
私たち人間がこうして欲に支配され、子孫を残し、去ってまた繰り返しているのから救ってあげたいって神様も思っていたら、きっと私たちを引っ張って違うとこに移そうとするだろうな。
今はつらいだろうけど、これが本当の幸せなんだよ。と思いながら。
でもその引っ張られたり移された時は私たちにはとても苦しく感じて
でも本当の本当の意味での愛や その行為の意味は 本当の幸せを知っている方の救いの手であって。
そして神様も 苦しいだろうなと思いながらでもほんとの幸せを考えたら・・と息を飲んで導いて下さっているのだろうな。ときっとこういう心境なんだろうなと思ったらキュンとした。
人間的な愛情でコオロギ君のことをみると、探し出してでも仲間がいて 子孫が残せる原っぱに放してあげたいって思うけども
ほんとのほんとのことを考えたら ここで全力で燃えつくしてほしいって思う。
それにこのコオロギ君は自ら望んでここにきて、ほんとに幸せそうだ!捧げる喜びを知っているんだ。
ただ鳴くことがほんとに幸せなんだって教えてくれた。
だから心配することないんだ!と思った。

そして今これを書いている間 終盤を迎えているか どんどん声が小さくなっている・・

止んだかと思うと ちょっとだけ声を出す・・
教室のみんなもコオロギ君頑張って

もしも このコオロギがラームラームと唱えているのなら・・
繰り返しの世界・・ただただ繰り返す輪廻を捨てて
神様の名を鳴くことだけに捧げた命。
最後まで一緒に見届けたいと思う。
そしてこのように庇護を求めて来てくれたことを絶対忘れないで私も日々頑張ろうと思った。
もし全うした最後の日には、姿を見たことはないけど探して花壇の土に返そう。
そしてそこで咲いた花を祭壇に捧げれたらなと思う。
頑張れコオロギ君!!
一心に捧げたバクティは人の心を動かしますね

「一心に
捧げる愛は
感動ね
人の心を
動かすね」




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